2. 普段は「黒曜石の加工」に携わっている投稿主
普段から「黒曜石の採取・加工」に携わっているという@reiro369さん。
黒曜石を加工するようになった経緯を聞いてみると、「北海道に存在する『十勝石・玲瓏(れいろう)』と呼ばれる黒曜石(学名Rainbow Obsidian)との出会いが、私の活動の原点です」と明かします。
当初は黒曜石といえば真っ黒なものという印象しか持っていなかったという@reiro369さんですが「実際に十勝石 玲瓏を手にしてみると、青や紫、ピンク、ゴールドなど多彩に輝くものが存在し、あまりの美しさに衝撃を受けました」と、当時の胸中を振り返ります。
「その後、北海道足寄町の『足寄工房』さんとご縁があり、自分自身の手でこの石を磨いてみたいという想いが芽生え、加工に挑戦するようになりました」と、詳しい経緯を教えてくれました。
3. 「より多くの人に黒曜石の魅力を感じてほしい」
@reiro369さんは「たくさんの人に黒曜石の魅力を感じてほしい」という思いから、黒曜石に自然の風景を映して発信しているそうです。
「磨いた黒曜石には、仕上げとして鏡面加工を施しています。ただ石を紹介するだけではなく、その表面に風景を映し込むことで、より多くの方に黒曜石の魅力と可能性を感じていただけたらと思い、自然の風景を石に反射させたポスト投稿を行ってきました」と教えてくれました。
夜明けの景色を映した経緯については「ある時、フォロワーさんから『アステカ神話に“黒曜石の鏡”が登場し、テスカトリポカと呼ばれる黒曜石の神様がいる』と教えていただいたことがきっかけで、幻想的な夜明けの風景を黒曜石に反射させてみたら面白いのでは…と思い至りました」と話します。
4. 「自然が生んだ芸術のような存在感」が黒曜石の魅力
@reiro369さんに黒曜石の魅力を聞いてみると、「黒曜石は、溶岩が急冷することで形成される天然ガラスであり、古代には石器としても使用されていた非常に歴史の深い鉱物です。一見、真っ黒な姿が特徴と思われがちですが、実は見る角度や光によって、幻想的な色彩を放つ希少な黒曜石も存在します」と話します。
続けて「中には宝石をも凌ぐほどの美しさを持つものもあり、その神秘的な輝きと自然が生んだ芸術のような存在感が、黒曜石(十勝石 玲瓏)の一番の魅力だと思います」と、黒曜石の魅力と想いを語ってくれました。
なお、@reiro369さんによると「こうした多色に輝く黒曜石が採取できるのは、日本国内では北海道の一部地域に限られていると認識しています」とのことです。
黒曜石に映る夜明け… pic.twitter.com/UBSw2W1LmP
— @玲瓏石🌌 (@reiro369) May 29, 2025
5. 北海道の観光客数や観光消費単価
ここからは、写真の撮影地である北海道の観光客数や観光消費額単価について紹介します。
北海道経済部観光局の調査によると、2024年度4月から9月までの「北海道の観光入込客数(実人数)」は3101万人となっています。前年同期と比較すると-3%という結果でした。
続いて北海道の「観光消費額単価」について見てみると、道外客の日帰り観光で1万797円、宿泊は8万699円となっています(2023年度4~6月)。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「黒曜石に映る夜明け」を紹介しました。
投稿主の「@reiro369」さんは、今回ご紹介した写真のほかにもXで、黒曜石にまつわる投稿をされています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太