FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、やりたくない仕事や職場から解放される手段です。
FIREを実現できれば、働き方も人生も自分でコントロールできるようになります。
しかし、FIREを実現するには正しいお金の知識が不可欠です。投機的な手法ではなく、確実に資産形成を進められる投資を実践して、FIREへ向けて進みましょう。
1. FIRE達成で得られる「3つの自由」とは?
FIREを実現すると、「そもそも働くか」「働く場合、どのように働くか」を、自分で決定できます。
具体的に、FIREがもたらす具体的なメリットを見ていきましょう。
1.1 働くか働かないかを自分で選択できる
多くの方は、生活費を稼ぐために働いています。家賃や食費、光熱費などの支払いがあるため、嫌な仕事でも我慢して続けざるを得ません。
しかし、「FI(Financial Independence)」を実現すれば、働くか働かないかを自分で選択できます。十分な資産があれば運用益だけで生活できるため、お金のプレッシャーから解放されます。
これにより、純粋に「やりたいかどうか」で仕事を選べるようになるのです。趣味や家族との時間、旅行など自分の好きなことに時間を使うことができ、ストレスフリーな生活を実現できます。
このように、FIREは単なる早期退職ではありません。お金に対する不安から解放され、自分の時間を自由に使えるようになることを目指すライフスタイルなのです。
1.2 社畜的な働き方をする必要が無くなる
精神的に会社へ従属している状態だと、心身ともに過重な負担がかかります。経済的な自立ができていない状況だと、「クビになったらどうしよう」「この会社を辞めたら食べていけない」といった不安が伴うかもしれません。
しかし、FIREを実現できれば、そもそも働くかどうかを自分で選択できます。長時間労働や休日出勤を強いられるような、社畜的な働き方をする必要がありません。
理不尽な要求を受けたり、快適に働けない環境だったりしても、「嫌なら辞める」という選択を取れます。生活のために理不尽に耐える必要がなくなるため、自由度が圧倒的に高まることがわかります。
1.3 仕事を趣味的に行える
好きな仕事だけを選び、仕事を趣味的に行えるようになる点も、FIREを実現するメリットです。「やりがいのある仕事」や「社会貢献性の高い仕事」など、収入よりも価値観を重視した職業選択ができます。
「独立して自分でビジネスをしてみたい」という場合、起業に挑戦するとよいでしょう。現在は資本金が1円でも会社を設立できるうえに、「うまくいかなかったら、また働けばよい」という安心感があるため、チャレンジの幅が広がります。
完全にリタイアするのではなく、週3日だけ働いたり世界各地を旅しながらリモートワークをしたり、さまざまな生活スタイルも実現可能です。
「働かなくても生活できるから、本当にやりたい仕事だけを選べる」という自由を実現できれば、人生の満足度が大きく向上するでしょう。
2. 投資初心者が陥りやすい「投資」と「投機」の違い
FIREを実現するためには、相応の資産を築かなければなりません。貯金だけで資産を増やすのは現実的ではないため、投資を通じて資産を増やすことは、ほとんど必須といえるでしょう。
しかし、資産形成を急ぐあまり「投資」と「投機」を混同するのは危険です。投機は性質がギャンブルに近く、資産を増やすどころか、一気に資産を失ってしまう可能性があります。
2.1 投資とは
投資とは、将来にわたって価値を生み出し続ける資産にお金を投じることです。企業の成長や経済の発展、人口増加といった長期的なトレンドにお金を託し、時間をかけてリターンを得る手法です。
具体的な投資手法としては、企業の株式や債券を購入したり、投資信託を購入することが挙げられます。
投資したお金は、政府や企業の活動資金に充てられます。つまり、投資を通じて自分の資産を増やせる期待が持てるのはもちろん、より暮らしやすい環境やより質の高い商品・サービスが提供され、持続可能な社会の形成にも貢献できるのです。
2.2 投機とは
投機とは、短期間の価格変動を予測して売買し、その差額で利益を得ようとする行為です。たとえば、株式のデイトレードや仮想通貨の短期売買、FXのレバレッジ取引などが挙げられます。
「今すぐお金を増やしたい」という気持ちがあると、投機に走ってしまう可能性が考えられます。また、YouTubeやSNSなどで「たった〇カ月で1000万円稼いだ方法」などの情報を見て、刺激を受けてしまうことがあるかもしれません。
基本的に、お金を増やすための美味しい話が、自分に舞い込んでくることはありません。甘言に誘われると、大切なお金を失ってしまう可能性があるため、注意が必要です。
FIREを達成するためには、投機ではなく投資を行うべきです。長期投資・分散投資を常に意識し、毎月の積立投資を淡々と継続することが、地味ながらも効果的な方法です。投機の甘い誘惑に負けず、長期的な視点で資産形成に取り組んでいきましょう。
3. まとめにかえて
FIREを実現できれば、嫌な仕事を我慢する必要がなくなります。収入よりも価値観を重視した職業選択が可能となり、人生の満足度や幸福度が高まるでしょう。
FIREを目指すための資産形成では、「投資」と「投機」の区別が重要です。投機は短期的な価格変動を狙うギャンブル的行為で、資産を一気に失うリスクがあります。
一方で、投資は企業成長や経済発展に対して、長期的にお金を託す手法です。地味な方法ではありますが、長期・分散・積立投資を継続することが、現実性が高いFIRE達成の方法なのです。
参考資料
柴田 充輝