2.3 勤務先の売り上げアップに貢献する

勤務先の売り上げに貢献することは、勤務先にとってもっとも分かりやすい価値提供です。給与交渉や業績評価の面談をする際に、明確な結果として実績を示せるため、評価をする側も正当な評価をしやすいでしょう。

また、会社側としても「売り上げに貢献してくれる社員」は貴重な存在です。「辞められたら困る」という人材になれば、よりよい待遇で働けるチャンスを得られます。

2.4 働き方の見直しで年金額も変わる?厚生年金を増やすための転職の選択肢

そもそも企業の財政事情次第では、どれだけ頑張っても報酬が上がらない、というケースがあり得ます。また、完全な年功序列制では報酬が上がるスピードが遅く、成果が正当に評価されないかもしれません。

もし現在の勤務先で収入アップが期待できない場合は、見切りをつけて転職するのも選択肢に入ります。希望通りの転職を実現するためにも、「これまでにどのような成果を上げてきたのか」「どのような資格・スキルを保有しているのか」が重要になります。

会社から成果を評価されるように、求職者側も会社を選び、評価する意識を持ちましょう。自分の能力やスキルを正当に評価してくれる企業に転職し、キャリアアップを目指したほうが、幸福度の高い職業人生を送れるはずです。

3. 厚生年金は自分次第で増やせる!将来の受給額を左右する“今”の工夫とは?

充実した老後生活を送るためには、現役時代に厚生年金の受給額を増やすための工夫と努力を行うことが大切です。

厚生年金保険への加入期間中に、「何をすれば報酬アップを実現できるか」を考えましょう。

具体的な方法として、人事評価規程の確認による戦略的な昇進・昇給、業務に関連する資格取得による資格手当の獲得などが挙げられます。

現在の勤務先で報酬アップが期待できない場合は、転職も検討すべきです。

参考資料

柴田 充輝