年収1000万円はサラリーマンの一つの目標値となりますが、前述の通り一握りの人しか達成できません。しかし、たとえば夫が600万円、妻が400万円稼ぐことができれば世帯年収ベースでクリアできます。

ただ、少子高齢化の進む日本に住む以上、増税や社会保険料の負担が増えることは確実で、可処分所得は減る一方なので、年収1000万円のサラリーマンが安泰かというと疑問が残ります。今後は年収1000万円程度であっても、高級外車に乗ったり子供を私立の小学校に入れるという生活はハードルが高くなるかもしれません。

そのため、夫が1人で働くなら転職して年収アップを目指したり、妻が専業主婦の場合は仕事を持って働くことを夫がサポートしたり、夫婦で協力して世帯年収を上げる方法を考える必要もあるでしょう。

余裕資金で資産運用することも視野に

年収1000万円の場合、手取りで700万円~800万円ほどになるので、余裕資金で資産運用をすることもお金をふやすための選択肢になるでしょう。

日本のバブル期は、銀行の普通預金で利率は2%、定期預金で6%前後が付く時代でしたが、現在は超低金利時代で利息はないも同然です。このような状況では、日本円貯金をコツコツ積み重ねるだけでは十分とは言えないので、余裕資金があれば株や保険、外貨預金、不動産などで資産運用をすることでお金持ちを目指すのも一つの手です。

まとめ

サラリーマンで平均年収1000万円を超えるのは上場一部企業の総合商社、マスコミ、不動産、金融、メーカーなど業種はさまざまですが、給与所得者全体の約4%とほんの一握りです。

1人で高収入を目指すなら上記のような業種への転職を視野に入れるのも選択肢の一つですが、共働きで世帯年収を増やすという考え方もあります。また、収入アップだけではなく、夫婦で協力してお金を上手く使い、運用をすることで貯蓄をふやしていくことも考えるといいでしょう。

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LIMO編集部