4. まとめにかえて

今回は、業界別の2025年 夏季賞与の支給水準、おすすめのボーナスの預け先についてお伝えしました。

過去最高水準となる今年のボーナス額ですが、昨今の物価高や金利上昇による住宅関連費用の負担増などにより、ボーナスから日々の支出に回るお金も少なくないと予想されます。

また、米国の政策の影響で、せっかくの賃上げムードに水を差す事態も続いています。各社の業績見通しも弱くなっているので、早ければ冬のボーナスや来年以降の賃金にも影響があるかもしれません。

さらに、大手企業のなかには、冬の賞与の廃止や賞与を年一回にするなどして、賞与の給与化を進めている企業もあります。もともと賞与を支給しない「年俸制」の企業もあるので、賃金支給の仕組みは多様化しそうです。

いずれにしても、ボーナスは自分が働いて得られる大切なお金であることには間違いありません。ぜひ将来に役立つ使い道を検討していただけたらと思います。

参考資料