2. 2025年夏季賞与、業種別の一覧表を確認

それでは、業種別の夏季賞与・一時金の支給水準を詳しく見ていきましょう。

【製造業】

  • 水産・食品:77万857円(3.7%)
  • 紙・パルプ:70万7143円(2.1%)
  • 化学:85万9172円(2.9%)
  • ゴム:83万5000円(1.7%)
  • 鉄鋼:93万4000円(−3.5%)
  • 非鉄・金属:86万4494円(10.7%)
  • 機械:95万4431円(3.7%)
  • 電気機器:93万1911円(4.7%)
  • 輸送用機器:98万7670円(3.7%)
    うち自動車:104万4621円(3.2%)

【非製造業】

  • 建設:97万6667円(7.5%)
  • 商業:60万8036円(3.5%)
  • 陸運:40万5836円(1.2%)
  • 情報・通信:90万7250円(2.7%)
  • 電力:89万2600円(7.6%)

※カッコ内は対前年同期比

「鉄鋼」を除き、他の業種の支給水準は、すべて前年同期より上昇しています。対前年同期比で上昇が著しいのは、「非鉄・金属」「電力」「建設」で、それぞれ、10.7%、7.6%、7.5%上昇しています。

「非鉄・金属」に関しては、3月に非鉄金属大手のJX金属が東証プライムに上場して話題となりましたが、非鉄・金属業界は、再生エネルギーやEV、AIに関連する産業として注目されています。

今年は、どの産業においても米国の政策が業績に与える影響が懸念されますが、「非鉄・金属」は今後の成長が期待されている業界のひとつです。