1.2 中央値は475万円、30%が「100万円未満」過去最高水準

平均値は2000万円を超えている状況ですが、全ての値の真ん中に位置する「中央値」はいくらなのでしょうか。下の図で確認してみましょう。

中央値は475万円、30%が「100万円未満」過去最高水準

中央値は475万円、30%が「100万円未満」過去最高水準

出所:PGF生命「2025年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」※PGF生命調べ

PGF生命調べの図によると、中央値は475万円となっています。全体の内訳は下記のとおりです。

  • 100万円未満:30.0%
  • 100~300万円未満:15.8%
  • 300~500万円未満:4.2%
  • 500~1000万円未満:11.8%
  • 1000~1500万円未満:9.8%
  • 1500~2000万円未満:2.1%
  • 2000~2500万円未満:5.9%
  • 2500~3000万円未満:0.9%
  • 3000~5000万円未満:7.0%
  • 5000万円~1億円未満:5.7%
  • 1億円以上:7.0%

100万円未満、100~300万円未満、300~500万円未満の値を合計すると50%になるので、サンプルの半数の方の資産額は500万円以下であることを示しています。また、全体の約73%の方の資産額は2000万円以下である一方、保有資産額が2000万円以上の方は全体の26.5%、3000万円以上の方は19.7%となっています。

人生において必要とする金額は人それぞれですが、貯蓄額が500万円未満で他に資産を保有していない場合だと、老後の生活を安心して送れないかもしれません。