2. アンケートの結果ついに「物体X」の名称が決定

大きな話題となった、北海道大学の生協が実施したアンケート。

北大生協学生委員会の担当者に物体Xという商品名にした経緯を伺うと、「様々な名称で親しまれていることから正体が謎の甘味としての雰囲気を出したかったこと、実際に店舗で『物体X』という強いインパクトの名前の商品が販売されていると利用者は楽しいのではと考えました。実際にレシートに『物体X』という商品名が印字されるのも見てみたかったことも理由の1つです」と話してくれました。

「物体X」の売れ行きについては、「1週目の売れ行きはかなり順調で当初の予定数以上にご購入いただいています」とのこと。店舗では「物体X」についての話題で盛り上がっている学生も多いのだとか。

そしてその後、1週間の投票期間を経てついに「物体X」の名称が決定しました。

物体Xの分布地図

物体Xの分布地図

出所:@HU_COOP_GI_CS

投票の結果、物体Xは今後、283票を獲得した「今川焼き」の名前で売られるとのことです。

投票結果を見ると、1位が関東地方で主流な「今川焼き」、2位が北海道で呼ばれることの多い「おやき」、3位が中部地方を中心に全国各地に分布する「大判焼き」の順で票が多くなっています。

そのほかにも「回転焼き」「御座候」「じまん焼き」「あじまん」などさまざまな呼び名が投票されており、「物体X」の呼び名の豊富さに驚かされる結果となりました。

3. 1世帯当たりの「まんじゅう」の年間支出金額が高い都市は鹿児島市

和菓子に関するアンケートが話題となったことに関連し、ここからは1世帯当たりの「まんじゅう」の年間支出金額が高い都市を紹介します。

総務省統計局が公表した「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2022年(令和4年)~2024年(令和6年)平均)」によると、まんじゅうの消費金額が最も高い都市は鹿児島市の1784円。

次いで鳥取市の1758円、福島市の1718円がランクインしており、全国平均は898円でした。

いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっている「物体Xの名称」を紹介しました。

参考資料

小野田 裕太