5. 【年金の豆知識】「ねんきんネット」はどんなサービス?
自分の年金見込み額を知るには「ねんきんネット」の活用が有用です。
「ねんきんネット」は、年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです。
年金に関する各種手続きを、24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できるので便利ですね。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
※昭和61年4月以前に年金受給権が発生した老齢年金受給者の方はご利用いただけません。
登録方法は下記の2種類です。
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
6. まとめにかえて
今回は、日本の「公的年金のしくみ」や、厚生年金の月額が「15万円を超える人」の割合について解説しました。
2025年度の年金額は増額改定され、6月13日(金)支給分から1.9%増えることになっています。
しかし、支給される年金額が増えたとしても、物価高に追い付いていないため、老後生活の負担が大きく軽減されるわけではなさそうです。
また、実際の年金受給額は、現役時代の収入や勤続年数、働き方などによりさまざまです。
ご自身の年金情報については、日本年金機構による「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」などで確認できます。
貯蓄や生活費などと照らし合わせて、老後不足しそうな金額を現役時代のうちから少しずつでも準備できるよう、計画を立ててみてはいかがでしょうか。
参考資料
安達 さやか
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事した。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年8月22日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
武庫川女子大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売を通じ、主に個人顧客向けに資産運用提案業務に従事した。特に投資信託、保険商品の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした丁寧で分かりやすい提案が強み。専門知識と提案力の両面で高い評価を受ける。表彰歴多数。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。
2024年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年4月20日更新)