2. 【新NISA】40歳から「月に5万円」積み立てたらどうなる?
では、40歳から「月に5万円」積み立てたらどうなるのでしょうか。
こちらも、金融庁の「つみたてシミュレーター」を使ってシミュレーションしていきます。
※いずれも運用収益を保証するものではなく、経済情勢によってはマイナスになることもあります。
2.1 《年利別》「月に5万円の積立投資」5年後のシミュレーション結果
40歳から月に5万円を「5年間」積み立てた場合、シミュレーション結果は以下のとおりです。
- 年利1%:合計307万円(元本300万円・運用収益7万円)
- 年利3%:合計323万円(元本300万円・運用収益23万円)
- 年利5%:合計340万円(元本300万円・運用収益40万円)
- 年利7%:合計358万円(元本300万円・運用収益58万円)
- 年利10%:合計387万円(元本300万円・運用収益87万円)
年利1%で「月に5万円」を5年間積立投資した場合、運用収益は7万円になることがわかりました。
資産運用の期間が長くなるほど、複利の効果による運用収益が期待できます。
複利の効果を得るには、5年間の資産運用よりも、15年、25年と長期間運用する方がよいでしょう。
2.2 《年利別》「月に5万円の積立投資」15年後のシミュレーション結果
40歳から月に5万円を「15年間」積み立てた場合、シミュレーション結果は以下のとおりです。
- 年利1%:合計971万円(元本900万円・運用収益71万円)
- 年利3%:合計1135万円(元本900万円・運用収益235万円)
- 年利5%:合計1336万円(元本900万円・運用収益436万円)
- 年利7%:合計1585万円(元本900万円・運用収益685万円)
- 年利10%:合計2072万円(元本900万円・運用収益1172万円)
資産運用の期間が15年間になると、より資産が増えてきたという実感を得ることが期待できます。
年利5%で運用できれば、収益は日本人の平均年収の1年分ほどになります。
2.3 《年利別》「月に5万円の積立投資」25年後のシミュレーション結果
40歳から月に5万円を「25年間」積み立てた場合、シミュレーション結果は以下のとおりです。
- 年利1%:合計1703万円(元本1500万円・運用収益203万円)
- 年利3%:合計2230万円(元本1500万円・運用収益730万円)
- 年利5%:合計2978万円(元本1500万円・運用収益1478万円)
- 年利7%:合計4050万円(元本1500万円・運用収益2550万円)
- 年利10%:合計6634万円(元本1500万円・運用収益5134万円)
40歳から25年間の長期運用をすると、年利3%でも65歳時点で「資産は2000万円を超える」計算です。
あくまでもシミュレーション結果ではありますが、2000万円を老後資金の目安にしている場合は、月に5万円を25年間積み立てるのもよいかもしれません。