5. 現代のシニア世代の「国民年金(基礎年金)」は月額いくら?

続いては、厚生年金の加入期間がなかった人が受け取る国民年金(老齢基礎年金)の月額についても確認していきます。

《2024年12月公表:最新版》国民年金「平均年金月額&月額階級別受給権者」

国民年金「平均年金月額&月額階級別受給権者」

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

5.1 国民年金「平均年金月額」はいくら?

  • 〈全体〉平均年金月額:5万7584円
  • 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万5777円

5.2 国民年金「月額階級別受給権者」をチェック

  • 1万円未満:5万8811人
  • 1万円以上~2万円未満:24万5852人
  • 2万円以上~3万円未満:78万8047人
  • 3万円以上~4万円未満:236万5373人
  • 4万円以上~5万円未満:431万5062人
  • 5万円以上~6万円未満:743万2768人
  • 6万円以上~7万円未満:1597万6775人
  • 7万円以上~:227万3098人

厚生年金(基礎年金を含む)の平均月額は男女全体で14万円台ですが、月額1万円未満~30万円以上と個人差があります。国民年金は月額1万円未満~7万円以上の個人差がみられます。

年金収入だけで最低限の生活ができるかどうかは支出とのバランスにより判断することになりますが、老後の生活費はどのくらいかかるのでしょうか。

次章で総務省の家計調査報告をもとに現代のシニア世代の平均的な家計収支を確認していきます。