2. 【2014年~2025年】日本の消費者物価の推移

ここからは、2025年6月に内閣府が公表した「月例経済報告」と「主要経済指標」をもとに、2014年~2025年における日本の消費者物価の推移をご紹介します。

日本の消費者物価の推移「2014年~2025年」

日本の消費者物価の推移「2014年~2025年」

出所:内閣府「月例経済報告 2025年6月公表」

2014年~2025年にかけて、日本の消費者物価は大きく上昇しています。

具体的には、2025年6月11日に内閣府が公表した「月例経済報告」によると、2025年4月の消費者物価(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)は前月と比較して連鎖基準、固定基準ともに0.2%上昇していることがわかりました。

前年と比べると、連鎖基準は2.8%、固定基準は3.0%上昇しています。

さらには内閣府は、消費者物価(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)の先行きについて、当面上昇していくことが見込まれているとしています。

公的年金や賃金の上昇率は、物価の上昇に追い付いていないので、家計に負担が生じているご家庭が多いことが考えられます。

2025年度に増額改定された年金は6月13日金曜日に、4月分と5月分の公的年金として支給されましたが、6月以降の公的年金の支給日はいつでしょうか。

3. 増額改定された年金は6月から支給(4月分と5月分の公的年金の支給日)

公的年金は「2カ月に一度、偶数月の15日」が支給日となります。

前月分までの2カ月分が、合算されて支給されるしくみです。

もし15日が土日や祝日となる場合は、その直前の平日が公的年金の支給日になります。

そのため、6月は15日ではなく13日金曜日が公的年金の支給日でした。

今回の改定率が適用されるのは、6月13日金曜日に支給された「4月分と5月分の公的年金」からです。

では、2025年の《年金支給日カレンダー》をチェックしましょう。

3.1 【一覧表】2025年《年金支給日カレンダー》

2025年《年金支給日カレンダー》

2025年《年金支給日カレンダー》

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成

2025年の年金支給日:支給対象月

  • 2025年4月15日(火) :2月・3月分
  • 2025年6月13日(金) :4月・5月分
  • 2025年8月15日(金) :6月・7月分
  • 2025年10月15日(水) :8月・9月分
  • 2025年12月15日(月) :10月・11月分

次回の公的年金の支給日は、8月15日金曜日となっています。

次は、公的年金(国民年金と厚生年金)のしくみを解説します。

ご自身やご家族がどの年金を受給できるのか、ぜひチェックしてみてください。