2. 2025年度の増額改定で《6月支給分から年金増に！》どれくらい増えたのか年金額例を確認
物価や賃金などを考慮して、公的年金額は年度ごとに見直しが行われています。
2025年度は、2024年度より1.9%の引き上げとなり、モデル夫婦世帯（※1）の公的年金は月額23万2784円となりました。
なお、国民年金の満額（※2）は月額6万9308円です。
夫婦ともに国民年金のみ（満額と仮定）を受給する世帯の場合、2人分の国民年金の合算額は13万8616円となります。
※1 男性の平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）45.5 万円）で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と２人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準
※2 国民年金保険料を全期間（480カ月）納付した場合に65歳以降で受給できる年金額
3. 【2025年の年金支給日カレンダー】増額改定された公的年金は6月分から支給
公的年金の支給日は「2カ月に一度、偶数月の15日」に、前月分までの2カ月分が合算されて支給されるしくみとなっています。
もし、15日が土日・祝日の場合は、公的年金の支給日が直前の平日に前倒しとなります。
今回の改定率が適用されるのは、6月13日金曜日に支給された「4月分と5月分の公的年金」からです。
2025年の年金支給日カレンダーもチェックしておきましょう。
3.1 【2025年 年金支給日カレンダー】
【2025年 年金支給日カレンダー】
出所：日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」などをもとにLIMO編集部作成
年金支給日：支給対象月
- 2025年4月15日（火） ：2月・3月分
- 2025年6月13日（金） ：4月・5月分
- 2025年8月15日（金） ：6月・7月分
- 2025年10月15日（水） ：8月・9月分
- 2025年12月15日（月） ：10月・11月分
次回の公的年金の支給日は、8月15日金曜日となっています。
次は、厚生労働省の一次資料をもとに、今のシニア世代がどのくらいの公的年金を受け取れているか「平均年金月額」を確認します。
