5. 老後、公的年金の受給は「2カ月に1回」!資金管理が難しくなる…
現役世代にとっては、年金の支給タイミングについて事前に理解しておくことも大切です。
公的年金は基本的に偶数月の15日に2カ月分まとめて支給される仕組みとなっており、毎月一定の収入がある現役時代とは異なり、資金の管理には工夫が求められます。
将来の家計を考える際は、年金の見込額だけでなく、この支給サイクルも踏まえて生活設計をシミュレーションしておくと安心です。
また、老後も税金や社会保険料の負担は続き、多くの場合、公的年金からこれらが自動的に差し引かれるため、実際に手元に残る金額を基準にして、現実的な生活プランを立てていきましょう。
6. まとめにかえて
今回は、年々増加傾向にあるおひとり様世帯の中でも、70歳代以上の貯蓄状況や年金月額について確認していきました。
年金受給額については、現役時代の働き方や収入状況によって大きく異なってきます。
平均値はあくまで参考にとどめ、ねんきんネットやねんきん定期便などで実際のご自身の受給額をイメージしておくのが望ましいです。
年金だけに頼らない老後の資産づくりが今後のテーマになりつつあります。
現状について把握をし、自身が望む老後生活を送れるように一歩踏み出してみましょう。
参考資料
荻野 樹