高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そしてLIMOメルマガ会員に行った「奨学金に関するアンケート」の中でも「貸与型奨学金の毎月の受給額」についての結果をご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年6月・7月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要の奨学金・6月締め切り】一般財団法人東洋水産財団「森記念奨学金(2025年度)」
一般財団法人東洋水産財団は、2015年度から、財団の奨学金事業として、毎年、日本国内の国公私立大学、大学院に在学し、食品科学に関する分野を専攻・研究している学生に対して奨学金の給与を行っています。
1.1 【返済不要の奨学金・6月締め切り】一般財団法人東洋水産財団「森記念奨学金(2025年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】入学後(2025年6月25日必着)
【支給人数】180名程度(各大学から5名以内の採用)
【支給金額/人】60万円(月額5万円)
【支給期間】1年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能(修学支援新制度との併用制限なし)
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】食品科学に関する分野専攻
【専攻分野の詳細】大学・大学院の在学生
【資格・条件】
本国内の大学及び大学院に在学している者であって、かつ食品科学に関する分野を専攻、研究している者のうち、経済的に学業の継続が困難で学業・人格ともに優れた者と認められる者。各大学5名以内とし、過去に本財団の奨学生となった者も応募資格を有します。
【募集団体】一般財団法人東洋水産財団
【奨学金概要】2025 年度 森記念奨学金募集要項
2. 【返済不要の奨学金・7月締め切り】株式会社レオパレス21「レオパレス21 奨学制度(2026年度)」
レオパレス21 奨学制度は、近年の学費高騰や、奨学金の長期的な返済負担などの社会問題の解決を目指し、レオパレス21が管理する物件への無償入居または給付型奨学金の支給により、学生を支援するオリジナリティあふれる制度となっています。
2.1 【返済不要の奨学金・7月締め切り】株式会社レオパレス21「レオパレス21 奨学制度(2026年度)」
【対象の課程】大学,専修学校,短期大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】入学後(2025年4月1日~7月31日)
【支給人数】最大30名程度
【支給金額/人】480万円
本奨学制度応募者の希望に応じて、下記いずれかを支給します。
1、当社物件の無償貸与:年間最大120万円(当社の定める利用料換算)
2、奨学金の給付:年間36万円
【支給期間】在籍する学校、学部、学科の正規の在学年数(在学期間)
【成績制限】あり
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学制度(奨学金、学費免除等)との併願、併給を認めます)
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
以下の各項目に該当する方(詳細は概要をご確認ください)
- 日本に居住し、2026年3月に高等学校を卒業見込みである者*または高等学校卒業程度認定試験に合格し、26年3月31日時点で満18歳である者。
- 2026年4月に新年度生(1年生)となり、日本国内の大学、短大、専門学校に入学する者。・向学心に富み、品行方正である者。*成績基準有り
【募集団体】株式会社レオパレス21 奨学制度
【奨学金概要】レオパレス21奨学制度 募集要項(2026年4月新入学生対象)
いかがでしたでしょうか。
「2025年6月・7月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介したように、大学の学費、物件の無償貸与といった、奨学金事業を運営する団体独自の内容であり、魅力的な奨学金事業もあります。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



