8. 現役時代から年金見込み額の確認と老後対策を
今回は、公的年金制度のおさらいと、年代別の平均受給額について見てきました。
特に厚生年金の受給額は現役時代の収入に左右されるため、個人差が大きくなります。
まずは年金の仕組みについて知ったうえで、自分が将来受け取れる年金見込み額の概算を確認しておきましょう。ねんきんネットであれば年金見込み額を確認することができます。
老後、私達が受け取れる年金だけで、理想のセカンドライフを実現させるのは難しいでしょう。
将来不足する額は、いまのうちから計画的に貯蓄していく必要があります。
もちろん、現役時代の収入をあげるため、キャリアアップを目指すのもひとつの方法です。
転職を検討している人は、生涯収入や退職金水準などから、業界や企業を選ぶのも一つでしょう。
理想の老後のために、今からできることを始めていきましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構 年金用語集「た行 特定事業所」
- 日本年金機構「厚生年金の保険料」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 政府広報オンライン「年金の手続。国民年金の第3号被保険者のかたへ。」
- 日本年金機構「国民年金の第3号被保険者制度のご説明」
橋本 優理