3. 生活保護の申請方法

生活保護の申請は国民に与えられた権利であるため、生活が苦しいときは、まず相談することを検討しましょう。出向く前に、あらかじめ申請の流れを知っておくとスムーズにすすめられます。

生活保護の申請は、一般的に次のように行います。

3.1 福祉事務所に相談に出向く

お住いの地域を所管している福祉事務所または市区町村役所の生活保護担当に相談に出向きます。生活保護制度についての説明を受けたり、ほかの公的支援制度が活用できないか検討したりします。

3.2 生活保護を申請する

生活保護の申請ができるのは、本人、扶養義務者(親・子ども・兄弟姉妹など)、同居親族です。申請する際には、「生活保護申請書」や「収入申告書」、「審査申告書」、「同意書」などの書類を提出します。

3.3 審査・調査が行われる

福祉事務所の職員が自宅を訪問し、保護が必要かどうかの調査を行います。調査内容としては、生活状況の確認のほか、預貯金や不動産などの資産を保有しているか、働ける状態にあるか、扶養義務者はいるかなどが挙げられます。

3.4 扶助の決定

調査・審査が実施されてから原則14日以内(特別な事情がある場合は30日以内)に、生活保護が受けられるかの結果を書面で受け取れます。