厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」によると、2023年の平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳。
平成2年(1990年)時点では男性75.92歳、女性81.90歳ですから、この30年ちょっとの間で、男女それぞれ5歳程度延びていることになりますね。
「人生100年時代」の足音が聞こえるいま、現役世代のわたしたちは、親や祖父母たちの代よりもより手厚く老後の準備をする必要がありそうです。
セカンドライフに向けた長期的な資産づくりを考えたとき、公的年金をどの程度受け取れるかを「ねんきんネット」などで知っておくことはとても大切です。
今回は、私たちの老後の暮らしを支える柱となる公的年金のしくみを整理したあと、いまのシニア世代がどの程度の年金を受け取れているかを厚生労働省の一次資料を基に見ていきます。
また、老齢年金の「意外な盲点」についてもご紹介します。働き盛りの現役世代がぜひ知っておきたい年金豆知識を、どうぞ最後までご覧ください。