最近では、ひとりの時間を楽しみながら、自分らしく暮らす人が増えています。
中でも「おひとりさま」と呼ばれるライフスタイルは、趣味や旅行にお金をかけて、自由な生活を楽しんでいるイメージがあるかもしれません。
一方で、貯蓄がない状況は将来の不安要素になり得ます。 筆者が前職の金融機関で営業職をしていた際にも、おひとりさまで自由にお金を使っている方と接することが多くありました。
しかし、ほとんどの方は「今を楽しむこと」と「将来の備え」のバランスをしっかり考えており、NISAやiDeCoなどを活用して効率的に資産形成を進めているのが印象的でした。
では、実際にNISAを活用するとどのくらい資産形成ができるのでしょうか?
今回は、新NISAを利用した積立投資のシミュレーションや、NISAで資産運用を行う際のポイントについて詳しく解説していきます。
1. そもそも「新NISA」とは?活用するとどんなメリットがあるのか
NISA(ニーサ)は2014年に開始された資産形成支援制度で、2024年には「新NISA」として内容が見直されました。
この制度の大きな特徴は、投資で得た利益に対して税金がかからないことです。
通常、投資の利益や配当金には約20%の税金が課せられますが、NISAを活用すればこれらの税金が免除され、利益を丸ごと手にすることが可能です。
ただし、NISAには投資可能な金額や対象となる商品に一定の制限があるため、利用前に制度の詳細や注意点をしっかり確認しておくことが重要です。