3. マイナ免許証に変更する際の注意点

最後に、運転免許証をマイナ免許証に変更する際のポイントについて確認しましょう。

まず、運転免許証からマイナ免許証に変更すると、免許情報(免許種別や有効期限など)が券面に記載されなくなります。

そのため、免許情報を確認するには、「マイナ免許証読み取りアプリ」を使用するか、「マイナポータル」にアクセスする必要があります。

さらに、マイナンバーカードとマイナ免許証の有効期限は異なります。

マイナ免許証の有効期間は券面に記載されないため、期限切れ(失効)に注意が必要です。

また、海外で運転免許証を取得するために申請する場合、マイナンバーカードのみを所持していると、渡航先によっては従来の運転免許証が必要となることがあります。

マイナ免許証のみを持っている方が国外運転免許証を申請し、2枚目の免許証が必要な場合は、事前に予約を取り、運転免許試験場に出向く必要があるため注意しましょう。

なお、日本の運転免許証を使って海外で運転する場合も同様に、渡航先の大使館に事前に問い合わせて、必要な情報を確認することをおすすめします。

4. マイナ免許証の変更には予約が必要なケースも

本記事では、運転免許証とマイナンバーカードの一体化について詳しく解説するとともに、利用時の注意点についても紹介していきました。

すでに、運転免許証とマイナンバーカードの一体化が始まっており、希望すれば、運転免許証を所持しているすべての人がマイナ免許証に変更できます。

ただし、変更を希望する場合は、手続きの予約が必要な場合もあります。

変更を検討している方は、警察の公式ウェブサイトなどで詳細を確認しておきましょう。

参考資料

和田 直子