4. 富裕層の投資ルール(その3):家庭全体のリスク許容度を考える

家庭の資産であることから、自分のリスクだけでなく家族のリスク許容度も重要視します

情報を検討する写真

出所:takayuki/shutterstock.com

資産運用をするうえで自分のリスク許容度が高くても、家計に現金化できる資産が少ないようであれば、大きな値動きをするリスク資産は少なくする必要があります。

富裕層はこうしたライフイベントの時期や必要資金の規模を見据えて、資産を「いつ使うか」に応じて振り分け、リスクの取り方を調整しています。

家庭全体のライフプランをもとに資産配分を考えることで、無理のない運用につながっていくのかもしれません。

5. まとめにかえて

日本の富裕層はどれくらいいるのか、その内訳をデータとともに見てきました。

富裕層の方々が実践しているお金や時間の使い方には、共通する考え方があります。

それは、単なる浪費ではなく、「資産になるか」「信頼を得られるか」といった視点をもとに、支出の価値を見極めていることです。

もちろん、全てを真似する必要はありません。ですが、自分の時間やお金の使い方に少し意識を向けるだけでも、より豊かな日々につながっていくかもしれません。

参考資料

三石 由佳