3. 増えた年金振込額がわかる「年金振込通知書」はいつ頃届く?
2025年度の年金額が増額になりますが、自分は一体いくら貰えるのか気になる方も多いでしょう。
昨年を参考にすると、年金額の改定については「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」で通知がなされます。
3.1 年金額改定通知書と年金振込通知書
- 年金額改定通知書:改定後の金額
- 年金振込通知書:変更後の振込額
※年金と年金生活者支援給付金を同時に受給している方は「「改定通知書」と「振込通知書」(はがきサイズ)」を一つにまとめて大判はがきで送付されます
3.2 昨年の発送スケジュール
昨年は令和6年6月5日(水曜)~6月10日(月曜)にかけて順次発送されました。
ただし地域により異なり、また郵便事情を考慮して3日~9日程度はみた方がよいとのことです。
また、5月分以降の年金が在職中で支給停止になる方など、一部の方は令和6年5月2日(木曜)~令和6年5月7日(火曜)に発送されています。
3.3 昨年のねんきんネットでの表示
ねんきんネットであれば、昨年は令和6年6月7日(金曜)から年金額改定通知書と年金振込通知書の内容の確認が可能でした。
ねんきんネットであれば基本的に24時間365日スマホからでも確認が可能ですので、これを機に利用されるのもいいでしょう。
なお、上記はあくまで昨年のもので参考であり、今年についての発送はまだ公表されていません。いつの発送となるかはわかりませんが、上記を一つの参考とされるといいでしょう。
4. 2025年度の家計計画を立てよう
原則的には、年金振込通知書は6月に送付される予定です。
また、今年に入っても物価高は続いており、飲食料品など特に4月は値上げの品目が多く、家計が圧迫されています。
物価高がすぐに落ち着くとは考えにくいですから、物価高の中でもできる家計の工夫を考えましょう。
スマホ、電気、ガスなどの固定費を抑えるのは重要ですし、これを機に「何にお金をかけて、何にお金をあまりかけないか」は家庭のルールを作っておくといいでしょう。
また、貯蓄についても預貯金のみではなく、余剰資金があればその一部で資産運用などをおこない、リスクはあるものの効率的に資産を増やすのも一つです。
物価高だからこそ、家計や貯蓄を見直してみてくださいね。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
宮野 茉莉子