昨日4月15日は2ヶ月に1度の年金支給日でした。
この日に銀行に行き、2ヶ月分の生活費となる年金を引き出す方も多いですね。
気になるのが、その受給額です。2023年度末時点での直近調査によると、厚生年金(国民年金を含む)の平均額は14万円台。
ただし金融経済教育推進機構(J-FLEC)の調査によると、70歳代二人以上世帯のうち、「思ったより、家計運営は苦しかった」の回答が30.7%となりました。
老後の収支について見るとともに、シニアの受給額の実態について「年齢別」に見ていきましょう。
1. 「思ったより家計運営は苦しかった」70歳代の30.7%に
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、「思ったより、家計運営は苦しかった」と回答した世帯は年代別に以下のとおりになりました。
- 20歳代:25.7%
- 30歳代:34.4%
- 40歳代:39.6%
- 50歳代:37.3%
- 60歳代:31.2%
- 70歳代:30.3%
特に70歳代が多いというわけではなく、現役世代も苦しい思いをしている世帯が多いとうかがえます。
ただし、「思ったより、ゆとりのある家計運営ができた」の回答は50歳代に次いで70歳代が少なく、6.6%のみでした。
次章からは、シニアの収入の柱となる年金額について深堀りしていきます。