2. 【70歳代】貯蓄3000万円以上の割合は何パーセント?

では、70歳代の貯蓄3000万円以上の割合はどうでしょうか。

こちらも60歳代同様、金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」に基づいてデータを確認していきます。

単身世帯と二人以上世帯にわけて詳しく見ていきましょう。

単身世帯の貯蓄3000万円以上の割合は、15.9%でした。

70歳代・単身世帯の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)

70歳代・単身世帯の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

また、二人以上世帯の貯蓄3000万円以上の割合は、19.0%でした。

70歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)

70歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」をもとにLIMO編集部作成

60歳代と比べると、3000万円以上の金融資産を保有している世帯の割合はやや低い状況です。

60歳代に比べて70歳代の割合が低いのは、以下のような理由などが考えられます。

  • 老後生活において貯蓄を切り崩し始めている
  • 60歳代のときよりも収入が減った

ただし、割合が低下しているとはいえ、そもそも貯蓄が3000万円以上あるところからスタートしていれば、老後生活に対してそれほど大きな不安を抱えることはないでしょう。