老後は限られた年金収入の中でやりくりを行う必要があります。

できるだけ多くの年金をもらいたいと思うものですが、一般的には現役時代より収入が下がる可能性が高いでしょう。

しかし、老後対策をするのも一苦労です。近年では物価上昇も進んでいることから、今の生活も厳しいという世帯も少なくありません。

過度に備えすぎて今の生活を犠牲にするのも、できれば避けたいですよね。

まずは年金の見込額を知った上で、足りない老後資金額を把握することが対策です。

同様に、国から支給される「給付金・補助金・手当」などの存在などを知っておくことも大切です。

これらは申請しないと1円も受け取れないことがあるため、事前に予習しておきましょう。

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1. 国から支給される「給付金・手当」がある!申請しなきゃもらえない?

国から支給される「給付金・手当」

考える男性の写真

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公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は老後生活の根幹を支えていますが、自動的に受給できるわけではなく、請求手続きが必要です。

同様に、「申請しないともらえない」というお金が多くあります。

実施主体は国や自治体など多岐に渡りますが、申請期限を過ぎると受け取れなくなったり、金額が減ったりするケースもあります。

「知らずにもらえなかった」ということがないよう、支給対象となったら漏れなく手続きをおこない、活用したいものですね。

ここでは主にシニア向けの「申請しないともらえない公的なお金」を、5種類に絞ってご紹介していきます。

  • 年金生活者支援給付金
  • 加給年金
  • 再就職手当(65歳未満)
  • 高年齢雇用継続給付(65歳以上)
  • 高年齢求職者給付金

まずは公的年金に関連する2つのお金から見ていきましょう。