2. 4つの都県の「知事の年齢」を比較すると…

知事の年齢が高い都道府県

知事の年齢が高い都道府県

出所:全国知事会「知事情報を探す」を参考に筆者作成

全国知事会の「知事情報を探す」によると、2025年4月3日時点で「最年長知事」が在任している都道府県は、秋田県です。

秋田県の佐竹敬久知事は現在77歳で、現職の知事の中で最年長。2009年に初当選を果たし、現在4期目です。2025年4月7日に行われた知事選には出馬せず、4期限りで引退する意向を表明しています。

秋田県に次いで知事の年齢が高いのは、山形県の吉村美栄子知事73歳。次いで東京都の小池百合子知事72歳、栃木県の福田富一知事71歳という順番でした。

知事の年齢が若い都道府県も見てみると、1位には長崎県の大石賢吾知事42歳、2位は北海道の鈴木直道知事44歳、3位は青森県の宮下宗一郎知事45歳がランクイン。47都道府県の知事の平均年齢は60.6歳で、男女比は男性45人、女性2人でした。

ちなみに、歴代で知事退任時の年齢が最も高いのは、1958年に岐阜県知事を退任した武藤嘉門氏。退任当時の年齢は88歳でした。

3. 秋田県の県内総生産は名目3兆6293億円

ここからは「最年長知事」が在任している秋田県について紹介します。

秋田県は東北地方の日本海側に位置し、青森県、岩手県、宮城県、山形県と隣接しています。県面積は1万1637.52平方キロメートルで、全国47都道府県で6位の大きさ。

2024年1月1日時点の人口は92万4620人となっており、県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。

  • 秋田市 29万7316人
  • 横手市 8万2454人
  • 大仙市 7万5207人

経済面を見てみると、2022年度の県内総生産は名目で3兆6293億円。一人当たりの県民所得は276万9000円でした。

いかがでしょうか。今回は「最年長知事」が在任している都道府県について紹介しました。

3.1 調査概要

  • 調査日:2025年4月3日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
  • クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

参考資料

小野田 裕太