5. 2025年度、後期高齢者医療保険料の支払いはいつから始まる?
2025年度の後期高齢保険料は、年度初めの4月から納付がスタートするわけではありません。
まだ前年中の所得が確定していないため、新年度保険料の納付スタートはもう少し先になります。
保険料の支払い方法は、主に年金からの天引きとなる「特別徴収」と、口座振替や納付書等によって納める「普通徴収」にわかれます。
5.1 特別徴収
特別徴収の場合、2ヶ月ごとの偶数月に支給される年金から天引きされます。
このとき、4月・6月・8月は仮徴収期間となり、前年の2月と同じ金額が天引きされます。そして10月・12月・2月に本徴収期間として、「年間保険料額から仮徴収分を差し引いた額を3回に分けて」納めることとなります。
2025年度の金額が反映されるのが10月からと遅めなので、注意が必要です。
5.2 普通徴収
普通徴収の場合、6月ごろに所得が確定したことを受けて、7月からの9回で納付するケースが多いです。
1年度分を9回で納めることになるため、1回分の支払い額が月額の保険料ではない点に注意が必要です。
そのため、転出や死亡等により支払い義務がなくなり、かつその直前まで保険料を納めていた場合でも、未納分が発生していることもあります。
※資格取得のタイミングや居住地によって、異なるケースがあります。