2. 「後期高齢者医療制度」保険料はどのように決まる?

後期高齢者医療制度の保険料は、

  • 被保険者全員が負担する均等割
  • 所得に応じて負担する所得割

の2つで構成されます。

2025年度の均等割平均は年額5万389円、 所得割平均は10.21%。ただし、賦課限度額は年額で80万円(激変緩和措置対象者は73万円)です。

このほか、所得要件によって均等割が7割・5割・2割軽減されるため、年間の保険料が1万円台という人もいます。

2.1 均等割の軽減判定

  • 7割軽減:43万円以下
  • 5割軽減 43万円(※)+ 29万5000円×(被保険者数)以下
  • 2割軽減 43万円(※)+ 54万5000円×(被保険者数)以下 

※被保険者等のうち給与所得者等の数が2以上の場合は、43万円+10万円×(給与所得者等の数-1)

例えば7割軽減に該当する年収は、単身世帯で約168万円以下、夫婦2人世帯で約168万円以下が目安となります。

1人あたりの保険料は、2024年度よりも2025年度の方が平均が高まることがわかっています。