2. 4月分から年金は実質減額
実際、年金額は物価や現役世代の賃金を鑑みて毎年改定されます。
- 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円(+1308円)
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(+4412円)
※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
ただし物価上昇には追いつかず、実質的には目減りとなっている見方もあります。
名目手取り賃金変動率※は+2.3%ですが、マクロ経済スライド調整が-0.4%かかり、年金の引上げ額は1.9%にとどまったのです。
※2年度前から4年度前までの3年度平均の実質賃金変動率に前年の物価変動率と3年度前の可処分所得割合変化率(0.0%)を乗じたもの
では、直近データでは実際の支給額がどれほどだったのでしょうか。