4. 年金だけに頼らない老後を

厚生年金(国民年金を含む)を月30万円以上受給している人の割合を見ていきました。

実際に受け取っている人がいるとはいえ、以下の注意点があります。

  • 実際にはかなり少なく、0.089%のみしかいない
  • その水準を望むのであれば40年間の平均年収が約1269万6000円を超える必要がある
  • 実際に月額30万円以上の年金を受け取っている人は、現役当時の月収が100万円超えだった(ボーナスなしの場合)。どれほどの高額受給者でも、老後に収入が下がるのは避けられない

年金生活に備え、ある程度の生活費のダウンサイジングが必要になるでしょう。

さらに、少子高齢化の日本においては、年金だけに頼らない老後資金準備は重要です。

預貯金だけではなく、近年ではiDeCoやNISAなど初心者でもはじめやすい資産運用があります。資産運用は元本保証がなくリスクを伴いますが、長期・分散・積立投資でリスクを軽減するなど、投資方法や投資対象によってはリスクを抑えることもできるでしょう。

ご自身の将来を考え、まずは情報収集をしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子