5. 2025年4月15日は年金支給日!その次は6月?!
さて、明日4月15日(火)は公的年金の支給日です。
公的年金の支給は2カ月に1回。偶数月の15日となっています。偶数月の15日が土日祝日の場合は、直前の平日に前倒しとなります。
例えば…2025年6月15日は日曜日なので、直前の平日となる13日(金)が年金支給日となります。
老後、年金生活に入ると大きく収入が下がるのが一般的ですが、加えて年金収入は毎月ではなく2カ月に1回となるため、家計管理がより難しくなるでしょう。老後対策の1つとして、こうした年金制度の細かいルールも覚えておくと良いですね。
6. まとめにかえて
今回は、年金制度の確認と平均受給額、そして公的年金(老齢年金)から引かれる4つのお金について確認していきました。実際の受給額については「年金決定通知書」をみるまでその詳細は分かりません。
いざ受け取ってみて「思ったよりも少ないな」となると、そこから先の老後生活は不安を抱えながら過ごすことになるかもしれません。
「ねんきん定期便」に記載されている金額を参考に資金計画を立て、余裕を持ってしっかりと準備しておきましょう。
「知らなかった」と後になってから気づいても時すでに遅しです。この記事を読み、年金からも引かれるお金があることを知った”いま”から、不足分をどう準備していくのかを考え、動き出しましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から1.9%の引上げです~ 」
- 日本年金機構「Q.年金から所得税および復興特別所得税が源泉徴収される対象となる人は、どのような人でしょうか。」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」
奥野 友貴