自営業や個人事業主などの方は国民年金保険料を、会社員や公務員の方は厚生年金保険料を、原則として毎月納付します。決して安いとはいえない保険料を納めながら、「自分が年金をもらう頃はいくらもらえるのだろう?」と疑問に思っている方もいるでしょう。

年金受給額は加入している年金制度や加入期間などにより決まり、一人ひとり異なるため、一概には言えないのが実情です。

しかし、厚生労働省では国民年金と厚生年金の受給額の概算を公表しており、一つの目安として参考になります。

本記事では、国民年金と厚生年金の受給額の目安や、実際のシニア世代の平均受給額を解説していきます。

1. 2025年(令和7年)度の国民年金と厚生年金受給額

厚生労働省の発表によると、2025年(令和7年)度の国民年金は令和6年度から1308円増加の6万9308円で、厚生年金は令和6年度から4412円増加の23万2784円です。

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方は月額6万9108円(前年度比+1300円)
※2 男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45.5万円)で40年間就業した場合に受け取る年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

なお、国民年金で満額の6万9308円が受給できるのは、保険料を40年間(480ヵ月)納付した場合であり、未納月がある場合はその分減額されます。

また、厚生年金は男性が平均的な収入で 40年間就業した場合に受け取る年金(厚生年金と夫婦2人分の国民年金(満額))の給付水準とされています。

1.1 支給開始は2025年6月支給分から

国民年金と厚生年金が増額になるのは2025年4月分からですが、実際に支給されるのは6月分からです。公的年金は年に6回偶数月に支給されますが、それぞれ前々月と前月分が支給される仕組みです。

年金支給月と支給対象月

年金支給月と支給対象月

出所:日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」

つまり、増額された4月分は5月分とともに6月に支給されるということです。公的年金は原則として偶数月の15日に支給されますが、6月15日は日曜日にあたるため、6月13日(金)が支給日となります。