【年金生活者支援給付金】支給対象となるのはどんな人？制度や申請方法をわかりやすく解説！シニア世代は「国民年金・厚生年金」を平均でいくら受給している？

「年金生活支援者給付金」は、消費税率引き上げ分を活用し「生活の支援」を図ることを目的に《年金に上乗せして支給》されます。

支給対象となるのは、公的年金等の収入金額や、その他の所得が一定基準額以下となる方です。

恒久的な制度となっているため、支給対象となっている限り、公的年金に上乗せして「2カ月に1度支給」されます。

では、支給対象となるのは具体的にどのような方なのでしょうか。

なお、年金生活者支援給付金は「老齢年金」「遺族年金」「障害年金」を受給している方を対象に3種類あります。

今回は【年金生活者支援給付金】の支給対象となる方や、制度、申請方法についてわかりやすく解説しますので、ご自身やご家族が対象となるのか気になる方は参考にしてください。

記事の後半では、シニア世代が「国民年金・厚生年金」を平均でいくら受給しているのか見ていきます。

1. 【年金生活者支援給付金】どんな制度？

「年金生活者支援給付金」は2019年10月1日に導入された比較的新しい制度であり、年金を受給している方の中には、まだこの制度について知らない方もいるかもしれません。

この制度は、公的年金を含めても所得が一定基準額以下となる人を対象とする給付金です。

制度創設時の試算によると、老齢年金生活者支援給付金の対象者は約610万人、障害年金生活者支援給付金と遺族年金生活者支援給付金の対象者は合わせて約200万人と、多くの年金受給者がこの給付金制度の恩恵を受けています。

「年金生活者支援給付金」とは？

年金生活者支援給付金は受け取る年金の種類に応じて、次の3つに分かれています。

2カ月に一度の年金支給日に、公的年金へ上乗せして受け取ることができます。

次章では、それぞれの年金生活者支援給付金の支給要件などを確認してみましょう。