3. 会社員が年金を増やすための工夫

会社員が年金を増やすためには、以下のことを試してみるとよいでしょう。

  • iDeCo
  • 企業年金
  • 個人年金保険

iDeCoは、自分で運用しながら積み立てていく年金です。掛金と運用益を合わせた金額が将来給付される「確定拠出年金」のひとつです。

iDeCoは掛金が全額「小規模企業共済等掛金控除」の対象となり、所得控除が受けられます。また、運用益が非課税で、受け取り時も一定額までであれば税金がかからずに受け取れます。

ただし、原則60歳まで引き出せないため、掛金額の設定が重要です。掛金は1年に1回変更できるため、預貯金なども考慮して掛金額を設定しましょう。

また、企業年金を導入している会社に勤めている人は企業年金に加入できます。企業年金も掛金が小規模企業共済等掛金控除の対象です。ただし、運用できる商品が導入している会社ごとに異なるため、運用の選択肢が少ない可能性があります。

保険形式で積み立てるのであれば、個人年金保険を活用しましょう。納めた保険料が所得控除の対象となるほか、終身年金、有期年金のように受け取り方を自在に設定できるのが特徴です。ただし、受け取る年金は公的年金等控除の対象外となるため、老後の税負担が増える可能性があります。

4. まとめ

月額25万円の厚生年金を受け取れるのは、年金の受給権がある人のうち、わずか1.64%でした。老後も安定した収入を受け取るには、多くの人が公的年金以外の資産や年金を用意しなければならないといえます。

自分が挑戦しやすい方法で、公的年金に頼らない老後資産づくりを始めてみましょう。

参考資料

石上 ユウキ