4. 失敗しがちなこと(その4):iDeCoの受給時に課税されてしまった
iDeCoは、非課税制度のある資産形成方法として知られています。
ただし、「受給時も非課税」と誤解してしまう方も少なくありません。実際には、受け取り方や金額によっては課税されることもあり、注意が必要です。
iDeCoで積み立てた資産は、60歳以降に「一時金」「年金」「併用」のいずれかの方法で受け取ります。このとき、一括で受け取れば「退職所得控除」、年金として受け取れば「公的年金等控除」が適用されるため、一定額までは非課税になります。
しかし、控除枠を超えた金額については、たとえ自分で積み立てた資産であっても課税対象になります。
「非課税だと思っていたのに、実は課税されていた」と後悔をしないためには、退職金や公的年金とのバランスを見て、受け取り方と時期を事前に計画しておくことが大切です。