2. 「新NISA」導入以降から利用者が急増傾向に

株式会社Leo Sophiaは、全国の男女300名を対象とした新NISAに関するアンケート調査を実施しています。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査内容:新NISAの利用割合・利用口座・購入銘柄等の調査及び、非利用者の投資に関する意識調査など
  • 調査対象:全国の男女300名(男性134名、女性166名)
  • 年齢層:20歳未満1名、20歳代54名、30歳代104名、40歳代87名、50歳代44名、60歳以上10名
  • 調査方法:インターネットアンケート調査
  • 実施期間:2025年1月7日~1月17日
  • リリース公開日:2025年1月30日

上記調査の結果、8割以上の人が「新NISAを認知」しており、そのうちの約6割が実際に利用していることがわかりました。

また、株式会社Leo Sophiaの調査によると、投資を始めた時期として「2024年から」が177名中43名(24.3%)と最も多い結果となりました。

2023年以前に始めた人はそれぞれ年25名未満(15%未満)にとどまっていることから、新NISAの導入とともに投資を始める人が急増したことが分かります。

これは、経済不安や投資に対する意識の高まりに加え、新NISA制度のスタートに伴い、メディアでの情報発信が増えたことで、多くの人がその存在を知る機会が増えたためと考えられます。

2.1 約6割の人が新NISAで「積み立て投資枠のみ」を選択

次に、新NISAの利用者がどの投資枠を選択しているかを見ていきましょう。

株式会社Leo Sophiaの調査によると、約6割の人が新NISAで「つみたて投資枠のみ」を選んでいることが分かりました。

調査によると、新NISAの投資枠選択で最も多かったのは「積み立て投資枠」で、全体の約6割を占め、次いで「併用」が約3割、「成長投資枠」は約1割という結果でした。

「積み立て投資枠」を選んだ人の理由としては、「まとまった資金がないため、リスクを抑えて安定した利益を得たい」といった意見が多く見受けられました。

また、「併用」を選んだ人の中には、「非課税枠を効率よく活用したい」や「少額で積み立てつつ、まとまった資金ができたら一括投資する方が効率的」という考えが見られました。

これらの結果から、投資に対する知識が深く、資金に余裕がある人ほど、「併用」の投資枠を選んで最大限に利用する傾向があることが分かります。

では、新NISAを活用して資産を積み立てた場合、どれくらいのリターンが期待できるのでしょうか。