現代の長寿化が進む中、「人生100年時代」という言葉が広まり、老後の生活期間が以前よりも長くなっています。
このような背景から、年金だけに頼らず、自分自身で老後資金を準備する重要性が増しています。
そんな中、2024年1月に「新NISA」が導入され、資産運用に取り組む人が増加しています。
とはいえ、「新NISA」という名前は耳にしたことがあっても、その具体的な内容を理解している人は少ないかもしれません。
そこで本記事では、今さら聞けない「新NISA制度の概要」について詳しく解説していきます。
「NISAを利用するとどれくらいの利益が見込めるのか」といったシミュレーション結果も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 新年度から始めよう!そもそも「新NISA」とはどんな制度?
NISA(少額投資非課税制度)とは、投資で得た利益に対して税金がかからない制度です。
通常、株式や投資信託などの金融商品で得られる利益や配当には、原則「20.315%」の税金が課せられますが、NISAを利用すれば、これらの利益が非課税となります。
たとえば、投資で100万円の利益が得られた場合、通常であれば約20万円が税金として引かれることになります。
しかし、NISAを利用すれば、その利益は非課税となり、100万円全額を手にすることができます。
このため、NISAは投資家にとって非常に魅力的な制度と言えるでしょう。
なお、NISAは以前から存在していましたが、2024年1月に大幅に改正され、新たに「新NISA」としてスタートしました。
この新NISAの導入により、「長期的な投資」がさらにしやすくなったと言えます。