総務省統計局が2月7日に公表した「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」では、2024年の二人以上の世帯(平均世帯人員2.88人、世帯主の平均年齢60.4歳)の1ヵ月の消費支出は、1世帯当たり平均30万243円でした。
これは前年に比べて名目増減率2.1%の増加でしたが、物価変動の影響を除いた実質増減率では1.1%の減少となっています。
こうした消費支出の変動が続くなか、収入が限られる高齢世帯の家計状況が気になる方も少なくないでしょう。
老後の生活を安心して過ごすためには、貯蓄と年金のバランスが重要です。本記事では、2024年の消費支出データとともに、シニア世代の貯蓄事情や最新の年金額に焦点を当て、将来を見据えた準備のヒントを探っていきます。