2. 4つの道県の「湧水把握件数」を比較すると…
環境省が公表している「湧水把握件数」によると、日本で一番「湧水把握件数」が多い都道府県は、愛媛県です。気になる湧水件数は、3042件となっています。
愛媛県内で把握されている3024件の湧水のうち、3000件は県東部に位置する西条市に集中。西条市は西日本最高峰・石鎚山の麓に位置し、石鎚連峰を源とする豊かな水源を有していることから「水の都」と呼ばれています。
愛媛県に次いで湧水把握件数が多いのは千葉県の2182件。次いで富山県の1522件、沖縄県の1246件がランクインしており、アンケートで36%の人が選択した北海道は6位の752件でした。
3. 愛媛県の県内総生産は名目5兆899億円
ここからは日本で一番「湧水把握件数」が多い愛媛県について紹介します。
四国の北西に位置する愛媛県は、北側には瀬戸内海に面した平野が広がり、南側には西日本で最も高い石鎚山がそびえています。東は香川県、徳島県、南は高知県に隣接しており、県面積は5675.89平方キロメートル。
2024年1月1日時点の人口は131万2298人で、 人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 松山市 50万231人
- 今治市 14万9730人
- 新居浜市 11万4070人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目5兆899億円。一人当たりの県民所得は267万円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「湧水把握件数」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2025年3月24日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 環境省「湧水把握件数」
- 愛媛県「令和3年度愛媛県県民経済計算(最新)」
小野田 裕太