2. 浪費をしない
年収がいくら高くても、浪費をしてしまっては意味がありません。
お金を貯められる人は、無駄遣いをしません。お金の価値を理解して、本当に必要なものに使います。
例えば、額面年収500万円・手取りが400万円の人は、月に約33万円使えるお金があります。
仮に家賃・光熱費に月8万円・その他生活費に月15万円使っても、毎月10万円は貯蓄に回すことが可能です。無駄遣いをしなければ、月15万円で生活することは決して難しい金額ではありません。
一方で、「ボーナスだから」・「頑張っている自分へのご褒美だから」といって、必要性の低い高級品を買ってしまう人は、平均月15万円で生活するのは難しいでしょう。
3. 積立投資をする
20歳代で1000万円を貯めるためには、積立投資がおすすめです。
積立投資とは、毎月同額で同じ銘柄を購入し続ける方法を指します。積立投資をすることで購入金額を平準化でき、リスクを抑えながらの資産運用が可能です。
日本の年金を運用するGPIFは国内外の債券や株式に分散投資していて、過去23年間の平均運用利回りは年率4.33%となっています。
この運用利回りを参考に、大学卒業後に新卒で入社した人が20歳代で働く8年間で1000万円を貯めるには、毎月9万円の積立投資が必要です。毎月9万円、利回り年率4.24%で運用できれば、1026万円の資産を築けます。
先ほど紹介したとおり、ある程度高収入の人であれば、月9万円の積立投資は決して難しい数字ではないでしょう。
4. お金を貯めることが人生の全てではない
本記事では、20歳代で資産1000万円を貯める人について紹介しました。
ただし、人生はお金を貯めることがすべてではありません。お金を使って、幸せな生活や自分のやりたいことを楽しむことも必要です。
支出を抑えることばかりに気を取られて人付き合いが悪くなり、友達がいなくなってしまっては幸せな人生とは言えないでしょう。
何事もバランスが重要です。お金を貯めることを意識しながらも、必要な時にはお金を使って、今も将来もどちらも幸せになるような生活を目指してみてください。
参考資料
苛原 寛