春は色とりどりの花が華やぐ季節。 でも「日陰の庭では花が育たないのでは?」とあきらめていませんか。

じつは光が少ない場所でも、元気に育つ多年草や一年草が数多くあります。塀沿いの半日陰や建物の北側の庭などでも、明るく華やかな景色を楽しみましょう。

今回は日当たりに恵まれない場所でも健やかに育ち、春に魅力的な花を咲かせる多年草や一年草を9種、参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する「日陰の庭でも育つ、春に花咲く多年草・一年草」

写真のシャガなど、日陰の庭で春に咲く花をご紹介します1/11

白い花びらに紫とオレンジの模様が入っているシャガの花

MN from JPN/shutterstock.com

  • 日陰の庭でも植えっぱなしで育つ!毎年春に花咲く「多年草」5選
  • 日陰の庭でも元気に育つ!春に花咲く「一年草」4選

2. 日陰の庭でも植えっぱなしで育つ!毎年春に花咲く「多年草」5選

2.1 オダマキ(西洋オダマキ)

個性的で美しい花「オダマキ」2/11

青紫色の花を咲かせているオダマキ

Dajra/shutterstock.com

個性的な形の花がややうつむいて咲くオダマキ。紫・青・白・ピンクなどの花が、春~初夏にかけて庭を彩ります。

控えめに咲く姿がナチュラルで、和風庭園から洋風ガーデンまで幅広く活躍。夏の暑さにはやや弱いため、風通しのよい場所で育てましょう。

※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)

2.2 ホタルブクロ

野趣あふれる釣鐘型の花「ホタルブクロ」3/11

淡い紫色の花を咲かせているホタルブクロ

High Mountain/shutterstock.com

ホタルブクロは大きな釣鐘型の花が特徴。昔は子どもたちが花の中にホタルを入れて遊んだことから名付けられました。

山野草として親しまれていて、野趣あふれる姿がナチュラルガーデンにピッタリ。丈夫で育てやすく、放任でも自然に増えますが、水切れには注意しましょう。

※参考価格:400円~1000円前後(3号ポット苗)

2.3 ツルニチニチソウ

かわいらしい花とおしゃれな葉が魅力の「ツルニチニチソウ」4/11

青紫色の花を咲かせているツルニチニチソウ

Nahhana/shutterstock.com

鮮やかな青紫色の花と斑入りの葉が美しいツルニチニチソウ。つる性の常緑多年草で、地面をはうように広がる性質があり、グランドカバーにオススメです。白やピンクの花が咲く品種や、葉に斑が入らない品種も販売されています。

強健な植物で、乾燥にも比較的強いのでほとんど手間もかかりません。旺盛に繁殖するので、増えすぎたときは適度に間引きしながら育てましょう。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.4 シャガ

清楚で美しい花「シャガ」5/11

白い花びらに紫とオレンジの模様が入っているシャガの花

Niinew/shutterstock.com

シャガは身近な野山でもよく見かけ、日本庭園などでなじみ深い多年草。日陰の庭に咲く白や淡い紫の花が清楚な印象で、群生すると幻想的な美しさを演出します。

とくに手をかけなくても、地下茎で広がりながら自然に繁殖。湿り気の多い場所を好むので、夏の水切れには気をつけましょう。

※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)

2.5 ラミウム

可憐な小花と美しい葉「ラミウム」6/11

紫色の小花を咲かせているラミウム

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ラミウムはシルバーリーフと可憐な小花が魅力的。光が少ない場所でも葉が美しく映えるため、暗くなりがちな庭のアクセントに最適です。

乾燥に強く土質はあまり選びません。グランドカバーとしても優秀ですが、広がりやすいため定期的に剪定するとよいでしょう。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

3. 日陰の庭でも元気に育つ!春に花咲く「一年草」4選

3.1 インパチェンス

長期間カラフルな花を咲かせる「インパチェンス」7/11

赤やピンクなどカラフルな花を咲かせているインパチェンス

Kabar/shutterstock.com

明るい花色と長い開花期間が魅力のインパチェンス。初夏から秋まで日陰の庭をカラフルに彩り、ガーデニング初心者から上級者まで、幅広く愛されています。

強い日差しで葉焼けすることがあるので、夏の直射日光には気をつけましょう。水分を好むため、乾燥しないように適度に水を与えてください。

※参考価格:100円~400円前後(3号ポット苗)

3.2 トレニア

小さなラッパ型の花がかわいらしい「トレニア」8/11

花びらの先が紫、基部が白の花を咲かせているトレニア

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トレニアは小さなラッパ型の花が特徴。青や紫・ピンク・黄色など花のカラーバリエーションが豊富で、春~秋にかけて長く花を咲かせます。

コンパクトな株姿で花がギッシリ集まって咲くので、鉢植えやハンギングバスケットにもオススメ。過湿には弱いため、水はけのよい土壌を選びましょう。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

3.3 ベゴニア

鮮やかでおしゃれな花「ベゴニア」9/11

赤い花のベゴニア。中央は黄色

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強健で育てやすく花期も長いので、公園などの花壇にもよく利用されているベゴニア。花色は赤・ピンク・白などがあり、肉厚で艶やかな葉もキレイです。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。過湿にすると根腐れが起こりやすいので、とくに真夏の水やりは与えすぎに注意が必要です。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

3.4 ワスレナグサ

野趣あふれる可憐な花「ワスレナグサ」10/11

水色の花を咲かせているワスレナグサ

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ワスレナグサは小花がまとまって咲き、控えめで野趣あふれるたたずまい。淡いブルーやピンク・白の小花が可憐です。

主張しすぎない花姿がほかの花ともうまく調和し、引き立て役としても活躍します。過湿になると根腐れすることもあるので、水はけのよい土に植えましょう。

※参考価格:100円~400円前後(3号ポット苗)

4. シェードガーデンを彩る、春に花咲く多年草や一年草

日陰の庭でも、工夫次第で美しい花を咲かせることができます。 日陰に適した花を選べば、庭の隅や木陰など、これまで寂しかった場所も彩りあふれる空間に。

日陰の涼やかな雰囲気と調和しながら咲く春の花々で、庭に新たな活気と華やかさをもたらしましょう。

5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い11/11

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、花つきが悪くなる可能性が高いです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。