2. 「マイナ保険証」の4つのメリットとは?医療の質や自己負担への影響も解説
厚生労働省によると、マイナンバーカードを使った受診には、次のような利点があるとされています。
2.1 マイナ保険証のメリット1:より良い医療が可能になる
マイナンバーカードを利用することで、過去の健診結果や処方された薬の情報を、新たに受診する医療機関でも簡単に共有できるようになるため、医師が患者の治療履歴を素早く把握できるため、診察がより円滑に行えるようになります。
2.2 マイナ保険証のメリット2:健康管理に役立つ
マイナンバーカードを保険証として活用することで、マイナポータルを通じて過去の特定健診結果や薬の履歴を手軽に確認できるようになります。
これにより、自分の健康状態を把握しやすくなり、日常の健康管理がよりスムーズに行えるようになります。
2.3 マイナ保険証のメリット3:医療費控除の申告が簡単になる
マイナポータルを利用すれば、確定申告時の医療費控除の手続きが可能となり、申請の手間が軽減されることで、より簡単かつスムーズに進められるようになります。
2.4 マイナ保険証のメリット4:高額な医療費の立て替えが不要になる
マイナンバーカードを保険証として使用することで、高額な医療費について自己負担分のみで支払えるようになり、立て替えの手間が不要になります。
従来は、高額療養費制度の利用時に自己負担額の請求分を一度立て替えてから後で手続きを行う必要がありましたが、マイナ保険証の導入により、こうした手間が解消され、受診が迅速に行えるようになりました。
また、デジタル庁の発表によれば、例外を除くすべての医療機関や薬局でマイナ保険証の利用が義務化されており、今後さらに普及が進むことが期待されています。
次章では、後期高齢者医療制度における都道府県別平均保険料について見ていきます。