総務省が2025年2月7日に公表した「家計調査報告-2024年(令和6年)12月分及び2024年平均-」によると、2人以上世帯の消費支出は、1世帯当たり30万243円です。
物価高や老後の生活費など、お金に関する悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
金融庁「NISA口座の利用状況調査」では、2024年9月末時点のNISA口座における買付額は、2024年6月末と比べ36.1%増えており、資産運用に取り組む方が増加傾向にあることがわかりました。
今回は「経済的自立と早期リタイア」という意味のFIREを50歳から目指し、「毎月30万円の不労所得」を得るにはどのような方法があるのか、元証券会社の富裕層担当資産運用アドバイザーである筆者がわかりやすく解説します。
FIREや資産運用に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
1. 「FIRE」とは?いくらの不労所得が必要?
たとえば、みなさんは「月に30万円の不労所得」があったらどうでしょうか。
不労所得とは、自らが仕事をしなくても得られる収入のことを言います。
仕事をしなくても不労所得が毎月30万円自分に入ってくればどのような生活ができるでしょうか。
お金や資産形成に興味のある方の中には、「FIRE(ファイヤー)」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。
FIREとは英語で「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語に直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味です。つまり不労所得だけで生活をしていくことをFIREといいます。