ここ数年続いている物価高の影響を受け、おもにシニア世代や子育て世代に対し、国や自治体からさまざまな給付金や手当が支給されています。
いま話題になっている高校の授業料無償化なども、高校生やその保護者に対する経済的な支援です。
シニアが受け取れる支援としては、年金生活者支援金制度や介護に関する制度などがあります。
これらの支援は誰もが受け取れる可能性がありますが、給付金や手当によっては申請書などの書類を提出しなければ、受け取れない場合があります。
そこで今回は、シニア世代を対象とする給付金制度についてご紹介します。あらためて確認してみましょう。
1. シニアの生活を支援する「給付金」とは?
シニア世代の生活を支援するため、国や自治体からは、さまざまな給付金が支給され、制度も整えられています。
たとえば、シニアの生活を支える制度としては、年金生活者支援給付金制度や加給年金などがあります。
また、シニアの医療費や介護費用の負担を軽減する制度としては、高額介護サービス費、高額医療・高額介護合算制度
特定入所者介護サービス費などがあります。
さらに、はたらくシニアの就職を支援する給付金や手当として、高年齢再就職給付金、高年齢雇用継続基本給付金、再就職手当などがあります。
これらを受け取るには、対象者に送付される申請書類を提出したり、役所から取り寄せて、自分で手続きをおこなう場合もあります。
次の章から、それぞれの給付金や制度について、詳しく紹介していきます。