20~30代の貯蓄型保険
老後資金向けなどの貯蓄や資産形成の時間的な余裕がある人、たとえば20代や30代の人にとっては、貯蓄型保険はあまり必要がないもしれません。掛け捨て型の「定期保険」とリスク資産への投資による資産形成という選択肢があります。
リスク資産への投資というと、株式投資やFX投資などを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、そういった資産への投資とは限りません。
たとえば、バランス型ファンドのように株式と債券を混ぜた投資信託で、リスクをコントロールした金融商品もあります。投資に不慣れな方は流動性を意識しまし、投資信託を活用するとよいかもしれません。
結婚をして、子供がいるという世帯で、一家の大黒柱である自分の身に万が一のことがあったときのために家族への保障を残しておきたいということもあるかと思います。その際には「養老保険」や「終身保険」は検討してもよいかもしれません。
また、子どもの教育資金の確保という意味では、「こども保険」も有効な選択肢のひとつといえるでしょう。日本政策金融公庫によれば、4年生の大学を卒業するまでに国公立大学でも約500万円も必要というデータもあります。200万円の学資保険が売れ筋という話もありますが、実際は200万円程度では不足するということになります。ただ、万が一のための保健という側面と教育資金を貯めておくという認識であればこども保険もよいかもしれません。
40~60代の貯蓄型保険
「人生100年時代」ともいわれるように、長生き時代に突入し、40代でも老後なども意識するようになる方も多いでしょう。この点は20,30代の方と大きく異なる点かもしれません。