75歳以上になると、原則として後期高齢者医療制度に加入することになります。
近年、医療費の増大が問題となっており、2022年からは一定以上の所得がある後期高齢者の医療負担割合が引き上げられる変更が加えられました。
今回は、後期高齢者医療制度の概要や、2024年12月から実施された「マイナ保険証」について解説していきます。記事の後半では、後期高齢者医療制度の保険料目安額もご紹介します。
1. 2024年12月からは「マイナ保険証」を利用することに
後期高齢者医療制度の保険証は、毎年7月末に有効期限が切れ、8月1日から新しい保険証が交付されます。
2024年に発行された後期高齢者医療制度の保険証の有効期限は、2025年7月31日までとなっています。
これは、2024年12月2日からの「マイナンバーカード」と健康保険証の一体化に伴う措置です。
今後は、マイナンバーカードが健康保険証としても使用できるようになり、これを「マイナ保険証」として活用することになります。