7. 医療費控除
医療費控除とは、年間に支払った医療費が一定金額を超えた場合、住民税や所得税の負担が減る制度です。
生計を一にする家族の医療費も合わせた金額が、年間10万円以上もしくは総所得の5%を超えた分が控除されます。
病院での診察や治療費に加えて、薬代や通院にかかった交通費も医療費控除の対象です。生計を一にする家族合計でどれくらい医療費がかかったかを確認して、医療費控除を申請できないか確認してみましょう。
8. お得な制度を使おう
本記事では、住民税を納めている世帯が受け取れるお金を7つ紹介しました。
これらのお金は、基本的に申請をしなくては受け取ることができません。そのため、ぜひ自分が受給対象になるかを確認し、申請手続きをおこなってみてください。
参考資料
苛原 寛
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、SNSやWebコンテンツを通じて金融情報の発信を支援する株式会社ファイマケの代表を務める。