1.2 所得割が非課税
住民税のうち、所得割が非課税となる世帯の要件は以下のとおりです。
- 同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合:35万円×(本人・同一生計配偶者・扶養親族の合計人数)+42万円 以下
- 同一生計配偶者又は扶養親族がいない場合:45万円以下
一般的に、所得割のみ非課税となる世帯も含めて「住民税非課税世帯」と呼びます。
2. 住民税非課税世帯に該当する世帯の割合
3万円給付の対象となるのは「住民税非課税世帯」です。厚生労働省の調査を参考に、どの年代が住民税非課税世帯に該当しやすいのか見てみましょう。
- 30歳代:12.0%
- 40歳代:10.0%
- 50歳代:13.6%
- 60歳代:21.7%
- 70歳代:35.9%
- 80歳代:52.5%
リタイアして年金生活に突入していると考えられる、70歳代以降が3万円給付の中心になると見込まれます。離れた場所に住んでいる高齢の家族がいる場合、必要に応じて申請をサポートしてあげるとよいでしょう。
なお、単身世帯・夫婦世帯ごとに住民税非課税世帯に該当する年金額をまとめると、以下のとおりです。
- 65歳以上の単身世帯:155万円以下
- 65歳以上の夫婦世帯の世帯主:211万円以下(配偶者の年金が155万以下)
住民税非課税世帯に該当する要件は、自治体によって異なる場合があります。実際に自分の世帯が住民税非課税世帯に該当するか判断に迷う場合は、お住まいの自治体で相談しましょう。