2. チャネル内でもみ合う動きが続く
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。昨年10月ごろから4万円越えにトライはするもののなかなか超えられない展開が続いています。上限は4万200円~4万400円付近、下限は3万7000円台後半といったところです。
先週末には25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線をローソク足の実体が上回っていました。しかし、その後、25日線、75日線を割り、一時、200日線も割ってしまいました。
今後の展開はどうなるでしょうか。一時、200日線を割り込んだものの、先週末には陽線となり、200日線付近で下げ止まっています。このまま反発すれば押し目買いの好機になります。
逆に、ここからさらに調整があるようだと心配です。現状はレンジの下限付近まで下がっています。過去に売買が積みあがっているところであり、下抜けするにはパワーが必要ですが、抜けてしまうと、昨年9月9日の安値(3万5247円)付近まで目立った節がないため、するすると下がってしまう可能性もあります。
今週、まずは200日線をキープできるかどうか、さらに75日線、25日線を回復できるかどうかがポイントになります。
一時、200日線を割り込んだものの、先週末には陽線となり、200日線付近で下げ止まっています。このまま反発すれば押し目買いの好機になります。
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参考資料
下原 一晃