2月14日は今年はじめての年金支給日でした。次の年金支給日は4月15日です。
「1月と3月は?」と思った人もいるかもしれませんね。
実は、公的年金は、毎月支給でなく2カ月に1回の支給となっており、2カ月分がまとめて振り込まれます。
公的年金に関する知識をもうひとつ。年金額は物価や賃金の動向をもとに、毎年度見直しが行われています。
2025年度の年金額は、今年度から1.9%引き上げが決定しており、初回の受け取りは6月となります。
物価上昇が続く中、引上げ幅が1.9%では、それほど大きなインパクトはないかもしれません。しかし、数千円でも収入が増えることは嬉しいものです。
そもそも、今のシニア世代の人たちは、国民年金や厚生年金を月いくら位もらっているのでしょうか。厚生労働省の年金データより確認していきます。
1. 次回の年金支給日は「2025年4月15日(火)」
公的年金は毎年偶数月の15日に支給されますが、15日が土日や祝日にあたる場合、その振込日は前営業日となります。
たとえば、2025年の場合、2月15日(土)の振込日が前倒しされ、2月14日(金)に年金が支給されました。
その他の年金支給日は以下の通りです。
【支給日:支給対象月】
- 2025年2月14日(金):12月・1月
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
2. 【国民年金】「60歳代〜90歳以上」の平均月額はいくら?1歳刻みで確認
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」があり、それぞれ対象者や仕組みに違いがあります。
自営業者や専業主婦・専業主夫など、厚生年金に加入していない人が対象となるのが「国民年金」です。
本章では、国民年金の年代別平均月額について詳しく見ていきます。
2.1 国民年金(60歳代:60歳~69歳)の平均月額
- 60歳:4万3638円
- 61歳:4万4663円
- 62歳:4万3477円
- 63歳:4万5035円
- 64歳:4万6053円
- 65歳:5万9599円
- 66歳:5万9510円
- 67歳:5万9475円
- 68歳:5万9194円
- 69歳:5万8972円
※65歳未満の国民年金の受給権者は繰上げ支給を選択した者